日本センチュリー交響楽団 第217回 定期演奏会2017年06月17日

指揮のシトコヴェツキー氏がどんな人かWikipediaで調べてみると、ユダヤ系ロシア人で、22歳でモスクワ音楽院に在学中に、精神病患者を装って、アメリカへの亡命に成功し、ジュリアード音楽院に入学したとある。精神病を装い、国家権力をだますなどというのは、生半可な決意ではできないことだ。そんな、凄まじい生き方をした人と、音楽の場を共有できる。真剣に聴こうという気持ちになる。

プログラムの前半はアメリカの現代作曲家二人を取り上げる。最初は、ジョン・アダムス「議長は踊る」。現代音楽であるが、旋律もリズムの変化も面白い。2曲目は、ジョン・コリリアーノの「レッド・バイオリン」組曲。こちらは、シトコヴェツキー氏がヴァイオリン・ソロを担当して弾き振りでの演奏である。映画「レッド・バイオリン」の音楽がベースの組曲だけに、様々な情景が目に浮かぶような描写音楽である。シトコヴェツキー氏の抑えた表現が音楽にマッチしていた。

後半は打って変わって、ロマン派の交響曲。センチュリーのしっかりした技術にシトコヴェツキー氏の深い音楽解釈による演奏が心地よかった。

2017年6月16日(金)
会場: ザ・シンフォニーホール
指揮: ドミトリー・シトコヴェツキー
プログラム:
アダムス 管弦楽のためのフォックストロット「議長は踊る」
コリリアーノ 「レッド・バイオリン」組曲
シューマン 交響曲 第2番 ハ長調 作品61

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