チェロレッスン 55回目2016年12月01日

Werner はパート1の最後のページで、D線の3ポジからA線のハーフポジションに移動するところを、D線の5ポジで弾いていて、やり直し。どうりで、難しいと思った。どちらのポジションでも、同じ指で弾けるので、D線の2ポジ、3ポジと上がってきてその延長で弾いたのが間違い。

Feuillard は、休符の間に素早くポジション移動する練習、ポジション移動したときに次に弾く旋律に合わせた手の形を作って押さえる練習など。前者は、左手と右手の分離ができてないので、ポジション移動を早くすると、テンポまで速くなってしまう。後者は、ポジション移動する間に、次の旋律が、1-2-4,1-3-4, あるいは拡張ポジションのどれを使うかを判断できないので、指が着地してから、手の形を動かすことになってしまう。課題は明確なのだが、克服するのは難しい。

Student Concerto は、第2楽章、ビブラートをしっかりかけることが課題だったが、あまりうまくいかない。やはり、まだ、左手と右手の分離が不十分で、しっかりビブラートを掛けようとするとボーイングがぎこちなくなる。無意識でビブラートの動きができるようになりたい。第3楽章は、スピッカートの練習をして行ったのだが、上手くできない。直ぐ指摘されたのが、弓を落とす位置。弓の真ん中あたりで落としていたので、振幅が大きくなり制御不能になっていたようだ。手元から10cm 当たりでポイントを探して練習しなおすことになった。

今回は火曜日にレッスンを受けて、次のレッスンが土曜日で、あと2日かしか練習できない。効率的な練習をしたい。

センチュリー室内楽シリーズVol.12016年12月04日

センチュリー交響楽団のコンマスと首席の4人による室内楽シリーズの第1回目が開催された。今回は、アーティスト・イン・レジデンスの小山 実稚恵さんも参加するので、とても楽しみだった。

小山さんの笑顔はいつも通り素敵だったが、ヴィオラの丸山奏さんも表情豊かで見ていて楽しい(席が彼女の正面だったので、良く見えた)。彼女の奏でるビィオラの音色も、顔に負けず表情豊かだ。こんなにヴィオラが魅力的に聞こえたのは、初めての経験だった。「奏(かなで)」という名前が、重荷だったのか励みになったのか知らないが、名前に負けない音楽家だと思う。他のメンバーの音も表情豊で、音楽で会話するような室内楽の魅力が堪能できる演奏会だった。北口さんのチェロ、スピッカートが軽快で惚れ惚れする。

シューマンのピアノ五重奏曲、小山さんのピアノは、弦の音に寄り添うように優しい音色が彼女らしい。

アンコールで演奏された、ショスタコーヴィチのピアノ5重奏曲、第3楽章。初めて聴いたのだが、すごい迫力で面白い曲だ。



2016年12月2日(金)
ザ・フェニックスホール
出演:
小山 実稚恵(ピアノ)
荒井 英治、松浦 奈々(以上ヴァイオリン)
丸山 奏(ヴィオラ)
北口 大輔(チェロ)
曲目:
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調Hob.XV:25「ジプシー・トリオ」
ハイドン:弦楽四重奏曲 第40番 ヘ長調 op.50-5 Hob.Ⅲ:48「夢」
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
(アンコール) ショスタコーヴィチ ピアノ五重奏曲 第3楽章

チェロレッスン 56回目2016年12月04日

昨日12月3日のレッスンの記録。

Werner Part Iの最後のエチュード、弾けてると思ったのだが、一曲目は、ハーフポジション、ファースト、アッパーファーストと、行ったり来たりする箇所が滑らかでない、二曲目は、弓の先でスタッカートを弾くのだが、弓を使いすぎていて軽やかさがない、ということで、もう一度練習することに。普段なら、パスできるレベルだと思うのだが、多分、Part I 最後ということで、厳しくされているのかな。次回は、Part II に入るから本を持って来るようにとの指示があったので、いよいよ終わりだろう。

Feuillard のほうは、早めに左手を移動するエチュードはうまくいった。移動後の手の形を先に作る練習は、まだ、ぎこちなく、やり直し。次のエチュードは、ハーモニクス奏法の練習。弦の半分の位置で、倍音を鳴らして、左手の指をゆっくり離すと、離してからもしばらく倍音が継続する。一秒以上継続するように練習するのが課題。

取組中のStudent Concerto の最大の課題はスピッカート。3週間ほど練習しているのだが、一向に上達しない。弓の動きがV字で音がきつ過ぎる、動きがU字になるように、もう少し腕全体でコントロールしたほうがいいそうだ。どうしても跳ばせなければ、スタッカートでやりましょうと言われたが、それは悲しいので、もう一度挑戦する。

ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 澁澤 龍彦 (著)2016年12月08日


☆☆☆☆☆

澁澤龍彦の作品を読むのは初めて。

この作品集には、平安から江戸時代にかけての日本を舞台にした、幻想的な短編小説が6編収められている。

エピグラフに「オルタンスをさがせ、アルチュール・ランボー」と記された、「ねむり姫」は、14歳にして突然、眠りに陥り、その若さのまま何十年も眠り続けた平安時代の貴族の娘と、破天荒な人生を送った腹違いの兄との不思議な繋がりを描いた作品。エンディングが美しい。

一番、気に入った作品は、「ぼろんじ」。浅草観音詣でに出かけた令嬢、お馨は、酔客に絡まれたところを救ってもらい、名も聞かず別れてしまった青年、智雄、に恋し、思い焦がれる。ある日、観世音菩薩のお告げに導かれて、男装して思いの人を探す旅に出る。そのようなお馨の思いを露知らず、戊辰戦争の混乱を避け、女装して旅に出る智雄。二人は、運命の糸に導かれ、再開を果たすのだが、物理的な再開ではなく、言ってみれば、魂の触れ合いとでも言える、独特な現象が創作されている。

「夢ちがえ」は、産まれてからずっと、耳が聞こえぬがために望楼に幽閉され、矢狭間からのぞく景色が唯一の外の世界であった地方豪族の娘、万奈子姫の話。ある日、矢狭間から城の中庭で曲舞いを舞う武家、小五郎、を見て恋に陥る。その思いはやがて、小五郎の夢を吸い込み、夜な夜な彼の夢の中には老女の面を被った女が現れる。その夢の正体を知り、小五郎の夢を取り戻そうとした、小五郎の情婦の企てで、物語が展開する。

澁澤龍彦は、何となくいままで読まずにいた作家であったが、ファンタジックな魅力に溢れた軽妙なストーリーを精緻な文章て展開する素晴らしい作品に出合えた。今年、大いに売れたアニメ映画「君の名は」にも通ずる物語の面白さが発見できる。

センチュリー交響楽団 いずみ定期演奏会 No.332016年12月10日

センチュリーのハイドンシリーズはいつも楽しい。しかもこの日は、チェロ協奏曲までプログラムに含まれていて、期待は高まる。

飯森さんの説明によると、プログラムに選ばれた4曲は、ハ長調3曲、最後がト長調ということで、明るい曲ばかり。交響曲3曲は、作曲の年代が10年位ずづずれていて、それぞれの時代のハイドンの違いが楽しめると言う。

確かに、2番、50番、88番と、作風がかなり変わる。時代とともに、より複雑なニュアンスが沢山含まれてくる。飯森さんとセンチュリーのハイドンは、いつもハイドンの魅力を再発見させてくれるのだが、今回のプログラムの88番は素晴らしかった。こんな、お洒落な曲がハイドンにあることを気づかされた。いままで、聴いたことがない曲ではないはずなのだが、やはりライブの体験は、演奏者の表情や息遣い、会場の雰囲気などが合わさって、音楽の印象を強烈なものにしてくれる。今回は最前列の右側に座っていたので、コンミスの松浦奈々さんが正面に見えて、楽しそうに演奏する姿が印象的だった。

チェロ協奏曲のヨハネス・モーザーさん、しっかりした技術で、素直な演奏をする、長身のかっこいいチェリストだ。楽器を構えた姿勢も美しい。C線のペグをキーペグにして、顔に当たらないようにしているのが秘訣なのかもしれない。

日時:2016年12月9日(金) 19:00開演
会場:いずみホール
指揮:飯森 範親
チェロ:ヨハネス・モーザー
曲目:
ハイドン 交響曲 第2番 ハ長調 Hob.I:2
ハイドン チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
ハイドン 交響曲 第50番 ハ長調 Hob.I:50
ハイドン 交響曲 第88番 ト長調 Hob.I:88「V字」


チェロレッスン 57回目2016年12月17日

Werner Part 1が終わると思ったのだが、最後のエチュードNo.21の中の2行だけ音程が怪しいので、次回まで持ち越し。幸い、年内にもう一回レッスンがあるので、今年中に完了という最低限の目標はまだ可能性が残る。ということで、なかなか、すっきりとはPart 1が終われないのだが、宿題はPart 2 の最初の曲になった。

合わせて、Lee, "40 Melodic Studies" も開始。こちらは、アーティキュレーションの指示があまり書かれていないので、自分で音楽的な表現を考えて弾きなさいとのこと。楽しそうだ。

Feuillard は、33が終わり。次回は34、35。

Student Concerto は、第2楽章が終わり。問題の第3楽章は、漸く全楽章通して弾かせてもらえた。先週までは、スピッカートの箇所は、最初弾いただけでストップさせられて、弾かせてもらえなかったので、少し進歩。もう少し、弓の振幅を小さくして、音を整えるのが課題。

他に、次回からVivaldi のSix Sonatas も始めましょうと言われているので、なかなか、無伴奏まで手が出せない状況が続く。

チェロレッスン 58回目2016年12月29日

Werner No.21
今年の最後のレッスンが終わった。

Werner のPart 1 は、最後の最後に残った、No.21(写真)の16小節~20小節にOKが出て、終了。2年2ヵ月付き合った、くたびれた教本に感慨ひとしお。

Werner のPart 2 は、エチュード No.22 を見ていただく。Part 2の初っ端からなかなか雰囲気のある美しい曲だ。ハーモニクスの鳴らし方、特に、余韻の響かせ方について教わる。指をそっと上方に離すと音が残る。特に、休符の前では余韻が残るように。

Feuillard は、34は合格。35のエチュードは、モーツァルトの美しいメロディ。モーツァルトに申し訳ないからもう少し綺麗に弾けるようにと持越し。

新しく教材に加わった、Lee, "40 Melodic Studies" の最初の曲、エチュードとしては出色の美しい曲で、弾くのが楽しい。ここでは、音と音とのつながりや、強弱、スピードの変化など、表現方法を主に指導を受ける。

L. Mendelssohn, "Student Concerto"は、最終の第3楽章を弾いた。スピッカートが何とか跳ぶようになって、一応、この曲は終了。4月の発表会の候補ということで、忘れないように、ときどき弾いてみる予定。

新しくもらった曲は、Vivaldi, "Six Sonatas" の最初に出てくる、Sonata in B flat major, RV 47。この曲を検索すると、CDも沢山出ている。 その中に、アンナ―・ビルスマの演奏もあるのがうれしい。メジャーな曲を弾くのは初めてなので、気分が高揚する。
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